2009-08-21掲載
暑中お見舞い申し上げます。
さて、今週からはリョーシと物理のコンテンツ。
いざ、涼しげに進めてまいりましょう。
まず今週から10週の間は、
ものの大きさについて、
ごくごくちっちゃなものから
どーんとバカでかいものまで
ずいーっと柔軟にイメージできるよう
物理の想像力を鍛えてまいりましょう。
というわけで、名づけて「スケール編」
をお送りいたします。
ところで今週のトレーニングには
夏眠中のリョーシ猫に代わって、
初登場の「わたし2」が参加いたしますよ。
では、どうぞ。
●ニウモン猫「わたし2」登場!●
はじめまして「わたし2」です。
ブツリはあんまり知らないから、
これから入門するニウモン猫!……
というわけで、
みなさん、どうぞよろしく。
はい。ではこれからしばらくは
「スケール」について考えていきますよ。
「スケール」というのは、
ものの規模、大きさですね。
だいたいどのくらい大きいのか、
それによって取り扱い方も
いろいろと変わってきます。
ふうん。
だけど、なんで
スケールをやるんですか?
リョーシ猫を見ていると
どうもスケールの感覚が
あまりないみたいなので、
基礎的なところをやってみようと
思ったのです。
なーるほど。
●物理がわかる秘訣●
リョーシ猫は、どうして
スケールの感覚がないのですか?
なんかどうも、
間違ったイメージを持っていて
間違ったほうへ考えてしまうみたいです。
じゃあ、どうすれば
そういう基礎的なところが
身につくの?
間違った考えは捨てて、
正しく考えればいいんですよ。
じゃあ、どうして
リョーシカの言っていることが
正しいってわかるの?
あ、それは、
私が言っているから
なんでもかんでも正しいと
思わなくていいんです。
うーむ。
私は物理の考えとして正しいと思うことを
言います。
ですからみなさんも、それを自分で
正しいと思えるかどうか
考えてみてください。
私が言ったから正しい、
というのでは、暗記とほとんど同じですよ。
暗記はだめなの?
「考える」ということを
きっとさぼっていますよ。
●10の8乗はいくつ?●
では今週はとにかく
ひとつ思い出してもらいましょう。
何ですか?
これを見てください。
10の8乗です。これを指数表記と言います。
では指数を使わずに書いたら
どうなりますか?
10を8回かけるんでしょ?
あれ、1のうしろに0が8個あるんだっけ?
どちらでもいいですよ。
すると0が8個ですよ。
100,000,000です。
……1億だ。
指数をマイナスにすると、
小さい数が表現できます。
指数は、大きい数や小さい数を表すのに、
便利です。
そして、指数を見るだけで、
大きさをすぐに比較できます。
わかりました。
では今週はこれにて。
ええっ!
ああ、暑くってすっかりニウモンで
終わってしまいましたが
来週はもうちょっとさっさと
進んでまいりたいと思います。
ではでは。また来週!