第21週:ニウモン猫「わたし2」登場!
2009-08-21掲載


暑中お見舞い申し上げます。

さて、今週からはリョーシと物理のコンテンツ。
いざ、涼しげに進めてまいりましょう。

まず今週から10週の間は、
ものの大きさについて、
ごくごくちっちゃなものから
どーんとバカでかいものまで
ずいーっと柔軟にイメージできるよう
物理の想像力を鍛えてまいりましょう。

というわけで、名づけて「スケール編」
をお送りいたします。

ところで今週のトレーニングには
夏眠中のリョーシ猫に代わって、
初登場の「わたし2」が参加いたしますよ。

では、どうぞ。

段落替え

●ニウモン猫「わたし2」登場!●

わたし はじめまして「わたし2」です。
ブツリはあんまり知らないから、
これから入門するニウモン猫!……
というわけで、
みなさん、どうぞよろしく。

ニウモン猫「わたし2」

リョーシカ はい。ではこれからしばらくは
「スケール」について考えていきますよ。

「スケール」というのは、
ものの規模、大きさですね。

だいたいどのくらい大きいのか、
それによって取り扱い方も
いろいろと変わってきます。

わたし ふうん。
だけど、なんで
スケールをやるんですか?

リョーシカ リョーシ猫を見ていると
どうもスケールの感覚が
あまりないみたいなので、
基礎的なところをやってみようと
思ったのです。

わたし
なーるほど。



●物理がわかる秘訣●

わたし リョーシ猫は、どうして
スケールの感覚がないのですか?


リョーシカ なんかどうも、
間違ったイメージを持っていて
間違ったほうへ考えてしまうみたいです。

リョーシ猫「わたし」

わたし じゃあ、どうすれば
そういう基礎的なところが
身につくの?

リョーシカ 間違った考えは捨てて、
正しく考えればいいんですよ。


わたし じゃあ、どうして
リョーシカの言っていることが
正しいってわかるの?

リョーシカ あ、それは、
私が言っているから
なんでもかんでも正しいと
思わなくていいんです。

わたし
うーむ。


リョーシカ 私は物理の考えとして正しいと思うことを
言います。

ですからみなさんも、それを自分で
正しいと思えるかどうか
考えてみてください。

私が言ったから正しい、
というのでは、暗記とほとんど同じですよ。

わたし
暗記はだめなの?


リョーシカ 「考える」ということを
きっとさぼっていますよ。



●10の8乗はいくつ?●

リョーシカ では今週はとにかく
ひとつ思い出してもらいましょう。


わたし
何ですか?


リョーシカ これを見てください。
10の8乗です。これを指数表記と言います。
では指数を使わずに書いたら
どうなりますか?

10の8乗

わたし 10を8回かけるんでしょ?
あれ、1のうしろに0が8個あるんだっけ?


リョーシカ どちらでもいいですよ。
すると0が8個ですよ。


わたし 100,000,000です。
……1億だ。


リョーシカ 指数をマイナスにすると、
小さい数が表現できます。

指数は、大きい数や小さい数を表すのに、
便利です。
そして、指数を見るだけで、
大きさをすぐに比較できます。

わたし
わかりました。


リョーシカ
では今週はこれにて。


わたし
ええっ! マテ・リョーシカ!

段落替え

ああ、暑くってすっかりニウモンで
終わってしまいましたが
来週はもうちょっとさっさと
進んでまいりたいと思います。

ではでは。また来週!



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